いちごの高設栽培での使用事例
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普通野菜は畑で栽培するのですが、葉物野菜やイチゴなどは腰を曲げての作業は大変です。そこでいちごでは高設栽培という栽培方法があります。土の代わりにピートモスやヤシガラなどの繊維と軽石などを混合した人工的な土壌を用意するわけです。
この栽培方法のメリットは作業が楽になるだけでなく、土壌にいる悪いカビ類の被害を回避できることです。
高設栽培の課題は自然の土ではありませんからいろいろな養分や水を定期的に与える必要があることです。更に自然の土と違うため保水力が弱く肥料やミネラルが流出し、ロスが出ることです。そこで吸着力が強いトウモロコシの活性炭をその培養土に20%程度加えることで対処する手法が注目されています。
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白いのが軽石、黒い粒がトウモロコシの活性炭です。 | 活性炭があると根の張りが良いという評価です。 | 高設の棚に並べて育苗しています。 |
下の写真は岩手県盛岡市のいちご農家のものです。5年前から培養土に活性炭を入れていましたが、育苗に使用したのは今年からです。