バラバラなチラシ広告では売上は上がらない
以前にもチラシに関する情報を掲載したことがありますが、消費者にとってチラシに掲載された商品に魅力を感じないという話がありました。これは私だけでなく、他の人も同様な感想が出ました。なぜチラシに掲載された商品を欲しいと思わないのかという事が問題と言えます。
各商品担当者が売り込みたい商品を選択しても他の商品との関連性がなければ消費者は興味を示さない。
せっかくの広告宣伝費が無駄になってしまうという事です。何をテーマにしてチラシで購買意欲を掻き立てるかがポイントになるのです。
AIの機能で関連購買の分析をして見ました
この仕組みを使うことで特売の商品選択や関連購買を推進することが可能になると思います。
キーになるのは生鮮3品が主役であることです。
消費者の買い物で関連購買が見えるか?
●消費者の購買傾向を知る
販促をする上で消費者の関連購買を調べる必要があります。
パプリカを購入している消費者の関連購買を見るためには、パプリカの商品コードを指定し、その商品の購入者がどのドレッシングを選ぶ比率とBoscoのオリーブオイルを購入しているかを検証する。
検索条件に対応する消費者の割合を計算してみる。割合が高いほど同日とは限らない(ストック在庫の要素がある)が何らかのきっかけで購入するのであれば、パプリカの価格をちょっと下げて、その時の想定される商品の売り上げを平均の売り上げと比較する。高くなればドレッシングなりオリーブオイルを購入しているお客にだけ割引価格の告知をしてみる。これで売り上げが増えるなら多少の値引きは回収可能と言える。
一日だけでは来店しないかも知れないので、1Weekで様子を見るようにすれば良いと思います。
前にも分析したように、消費者の来店サイクルがあるので一日や二日では効果測定が正しくないと言えるからです。
消費者によって来店の曜日が異なることを検証済みです。
せっかくの販促も来店できない消費者にとっては口惜しいものでしかないのです。
チラシ広告も同様の課題があるのです。せっかく特売しても来店できない消費者をどうやって満足させられるかが今求められていると思います。
消費者のメニューは来店した時に決める、だから品揃えが大事
昔、主婦がメニューを決めて買い物に来るかという調査を見たことがあります。結果は決めていないで、売り場で食材を見てから決めるというのが多いのだそうです。
という事は来店時にいかに消費者にアピールするかが重要になるという事です。生鮮三品の担当者が連携してお勧めのレシピ提案で告知する、各売り場の人が声掛けするというようなことです。その時に使う調味料を提案することで、関連購買につながるのてはと思います。
意外な提案でお客に新たな購買を促進できることにつながればベターです。
素人の意外な発見
ニンニク、お酒(みりん)、鶏ガラスープ、ごま油などが一般的な味付け材料。
ずーっと気になっていたオイスターソースを使ったら結構いけると作っています。普通は豚肉を使うらしいが、むきエビを使ったら意外に合います。
むきエビはチャーハンの具材だけではないと思いました。最近買う機会が増えました。
課題は食材の調達
スーパーの売り場は野菜、魚、精肉という順番になっている。季節感を出すために青果は重要という事です。
ここで最近思っているのは春菊が売り場になかった。急に寒くなり鍋ものの季節なのだが鍋料理に欠かせない春菊やセリを置いていないのです。これでは消費者は料理を考える上で困ってしまうというか、販売の機会損失になるということです。
今年の売り場で気が付いた変化
- モロヘイヤが出回らなかった(普段は山形産のものがいつもあった)
- 秋口に春菊が売り場になかった
- 10月中旬なのにセリが売られてない
産地の収量が大幅に減っているのでしょうか?
高くて仕入れていないのかも知れませんが、欲しい客は別のお店に行くことになる。この客離れのリスクをどう考えるかです。
今回ある月に一度しか来店しなかったお客の買上ベスト15アイティム
普通卵Lサイズ・バナナ・キャベツ・人参袋詰め・豚肉こま切れ・もやし・かもめちくわ・100円均一・大根・甘塩銀鮭・レジ袋・極小粒ミニ3・えのき・ブナしめじ・レタス
上位に野菜が8品目も入っているのです。